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弦は剣よりも強し〜映画『KUBO 二本の弦の秘密』

2017年12月19日

タイトルの通り、剣戟よりも雄弁に語るは弦の調べ。
「僕、お話は上手なんだ!」
隻眼の少年はお供のサルに屈託なく笑う。
そのしぐさに子供らしい勇気と行動力、好奇心が溢れ出していた。

イメージヴィジュアルには惹かれつつも鑑賞が先延ばしになっていた作品『KUBO 二本の弦の秘密』、やっと観てきました!



  あらすじ

夫を亡くし、自身も命を狙われ逃げる最中、心に深い傷を負った母の世話をしながら大道芸で日銭を稼ぐ、少年・クボ。
彼の大道芸とは三味線の音色に合わせて折り紙に命を吹き込み、母から聞いたサムライの冒険譚を村の人々に語り聞かせることだった。
クボの語るサムライの活躍は村の子供も大人も夢中にさせた。
サムライの旅の果てに宿敵が現れたところで物語はいつも「続きはまた明日」。
母からも物語の続きがなかなか聞けないまま、村の人にお祭りに誘われ母の言いつけを破ってしまったことで
「クボの物語」は大きく動き出す。
妖しい女たちに襲われる彼を身を呈し救った母は言った。
「三つの武具を探しなさい」と。
『KUBO〜』は人形の動きを一コマずつ撮影して繋げるという途方もない作業を経て生み出されるストップモーションムービーという手法を用いています。
一コマずつ撮影するとどうしても継ぎ接ぎのような映像に仕上がるんじゃないの?と想像しがちですが、その不安はオープニングで払拭されます。
不安や悲しみ、あらゆる感情が繊細かつ滑らかに表現されています。

人物の表情だけじゃない。
誰もが絵本や教科書で見たような彩り豊かな日本の四季がクボや町の人、登場人物たちの息づかいを受け止めてくれます。
作品自体は海外の製作ですが、スタッフによる日本の侘び寂びの表現が素晴らしい!
ピクサー製作の『ベイマックス』も日本のヒーローものや風景へのリスペクトが感じられましたが、あの高層ビルが立ち並びネオンサイン輝く近未来的日本ではなく、瓦屋根の下で人々が慎ましく暮らしていた江戸時代の日本なのです。
風景もさることながら登場人物たちの着物や衣装も刺し子だったり家紋が入っていたりと随所に見られるこだわりにも感心させられます。
そして日本の御伽話や絵巻物には付き物の妖怪退治!
がしゃどくろや目玉のお化け、大百足など各種妖怪モノでは常連の大妖怪らも所狭しと暴れ回ります。
全編にわたって描き出されるスタッフの日本への敬意やオマージュはただそこに留まらず、これが私たちのイマジネーションのかたちだよ!とこの映画を目にする人に徹頭徹尾きちんと提示している。
本当に細かい描写にもこだわりが感じられて、もう一回映画館で観たくなりました。


物語の途中、クボは愛する母上と別れ、半ば強制的に旅に出ることになります。
それはただ母と父の面影を追う寂しいものではなく、厳しくも優しかったり、軽口ばかり叩くけど強くて頼もしい仲間・サルやクワガタと一緒です。
そして彼らとともに同行する、わずか5センチのペーパークラフトのサムライ・ハンゾウには(折り紙なので)セリフはありませんが、その動きは誰よりも流暢に語っている気がします。
是非ともハンゾウの活躍もご覧あれ。

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