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海洋生物と美少女のコラボレーションやー~『侵略!イカ娘』

2011年12月14日

近頃、週末にとても楽しみなことがあります。
それはアニメ『侵略!イカ娘』。

海洋汚染を続ける人類を侵略するために地上にやってきたイカ娘がなんたらかんたら、ってあらすじの作品です。

2011年冬現在、第2期にあたる『侵略!?イカ娘』が放送中ですが、このアニメの何が私を高揚させるのか…。


侵略!イカ娘 10 (少年チャンピオン・コミックス)
どこかしら非凡な人たちの平凡な毎日を描いた作品ですが
このイカ娘に関してはボーッと何も考えずに観られる数少ないアニメです。
萌えや燃え、シリアスとは離れたところにある、もっと緩い存在。

美少女を主人公に据えれば、影のようにほぼ100%「萌え」が後をついてきて、更にその主人公が個性的な語尾を使用したり、人外の存在であれば萌えは2割、3割増になるはずですが、このイカ娘にはそれがない。
トレードマークとも言える水色のロングヘアは実は触手だし、くしゃみをすれば唾液や鼻水のかわりにイカスミを噴くし
語尾もや「〇〇ですぅ」「ふにゃぁ」だとか可愛げのあるものではなく
「〇〇ゲソ」「…じゃなイカ?」
など、我々の美少女への幻想を何とも涼しい顔で豪快に粉砕してくれます。
個性の塊なのに全然飾ってないのが清々しい!

個人的には、イカ娘とは親友の眼鏡っこ清美ちゃんやイカ娘に異常な執着を見せる、変態の早苗さんの登場回が好きなんですが。
良い意味で読者や視聴者への媚びのない絡みが、観ていて安心できるんですよね。
パロディや風刺はあれど、この毒の無さは国民的アニメと制定してもいいんじゃないかと思うほどの安心感。

そんな夜明さんの感じる最も大きな「あんしんポイント」はほぼ固定された時間軸での出来事であること。

同じ時間をひたすらループしながらも、昨日(作品内の時間)とは少しだけ違う出来事と思い出を得る。
やわらかな思い出を蓄積したところでその輪廻から抜け出られはしない、否、輪廻の中にあるとは気づかぬまま、また夏を過ごす。
例えるなら同じ海洋生物の名を冠する、あの御方…『サ○エさん』のような存在。

時間軸の固定は国民的アニメの必須条件ですよね。
3期があるなら放送時間帯を繰り上げていただくことを強く望みます!

イカは10本が触手=腕(うち2本は吸盤のついた触腕)なのに、イカ娘には触手10本プラス人間のような腕が2本あるのーとか、そんな生物学的突っ込みは野暮ってものです。
波間に身を委ねるようにゆったりと楽しもうではありませんか。



侵略!? イカ娘 ③ [Blu-ray]

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