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今できることを今やってみたかったの~『シンプルノットローファー』

2011年11月15日

萌え漫画、萌え四コマ辺りで女子の生態を理解した気になってる奴、ちょっと来い。

シンプルノットローファー
  『シンプルノットローファー』 衿沢世衣子


数年前のQuick Japan誌上で『天心モナカ』のタイトルで連載されていた作品をまとめたものです。
(単行本化の際、いくつか割愛されたエピソードもあるようですが。)
架空の女子高・モンナンカール女子高等学校が舞台。

少女漫画的な惚れた腫れたの恋愛模様や
リアル女子独特の「逃げたいほどではないけれど、どことなく居心地の悪い空気」もこの漫画にはありません。
あるのは、とあるクラスの2年間の日常の素描が衿沢さん独特の、シンプルで思い切りの良い線で描かれています。

個人的には機械にめっぽう強くどこか大人びた「りょうちゃん」と
そんなりょうちゃんと裁縫が好きな「なろめ」のエピソードが好きです。
物悲しい展開?と見せかけて爽やか、かつほんのり暖かい読後感が良い。

よく知っているはずの親友が夏の間に背も伸びて、自分の知らない時間を過ごしていたことに一抹の寂しさを覚える感じ。
でもそう思ってるのは自分だけで、実は意外と近くにいたままで、ほんのちょっと、ほんの半歩進んでただけなんだよなぁ。

現実の女子高生、あるいは女子だけの空間が良いものも悪いものも含んだものだとすれば
部活や趣味に勤しむ女の子たちを描いた萌え漫画群は男性作家による「女子だけの空間」への賛美と幻想であり
「女子高生」たちは「〇〇な女の子」として記号化された個性です。
それは「異性(この場合は学生当時の男性作家たち)」が現実のものとして立ち入るには抵抗があったもの、禁ぜられたものであったために生まれたもの。
この『シンプルノットローファー』の作者は女性ですが、記号化されたものではない人格を持った女の子たちが
ちゃんと描写されているんです。この辺りは女性作家ならでは。
キャラクター、ではなく登場人物している、と言った方が良いでしょうか。
(萌え系の漫画を否定はしているわけではありません。萌え漫画とそうでない漫画とでは読み手の意識や読み手が求めるものが全く違うと思いますし。)

それでもやはり、静的な媒体「漫画」の業。
人格を持っていてもどこかファンタジーを感じずにはいられないんですよね。


  評価
 描 ★★★☆☆
 青 ★★★☆☆
 素 ★★★★☆
 文 ★★★★☆
 総 ★★★☆☆

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